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2011年08月01日

東北と首都圏の女性交流会で復興を考える

宮城県亘理町(わたりちょう)

東北と首都圏の女性交流会で復興を考える
前号でもお伝えしたように、今年は仙台周辺の農地で田植えのできなかった水田が沢山あります。津波が来なかったところでも、排水設備が壊れ、水田には雑草が生えている状態です。海岸の近くには集められたがれきが山になり、4カ月経った今も状況は変わりません。
 今回は、東北の女性たちからこれまでの4カ月間のお話しをじっくりお聞きし、私たちに何ができるかディスカッションする会をNPOJKSKと実行委員会で主催。7月15・16日、宮城県亘理町に行き、約30人で語り合ってきました。

約2万人が訪れたボランティアセンター

東北と首都圏の女性交流会で復興を考える

東北と首都圏の女性交流会で復興を考える

亘理町は、宮城県の南部、阿武隈川の河口に位置する人口35,000人弱の田園都市。仙台から常磐線で30分ほど。宮城の湘南と言われ、温暖な気候を利用しての果樹・花卉栽培が盛んで、特にイチゴが名産です。今回の震災では町の面積の47%に津波が押し寄せ、荒浜・大畑浜など沿岸域が壊滅的被害を受けました。
 「亘理町災害ボランティアセンター」は、3月19日に開所し、以来のべ2万人を超えるボランティアが訪れました。住宅屋内外の泥出し、家具の搬出、片づけ等の活動をしてきましたが、リピーター率が高く、毎月のように来る人も多かったそうです。その理由は、このボランティアセンターのホスピタリティにありました。センター長の佐藤さんの明るい笑顔、地元ボランティアの方々よる親切な対応。夕方ともなると夏の今ならかき氷やスイカなどがふるまわれ、ライブも連日行われている温かいセンターでした。なるほど、何回も訪れたくなる理由がわかります。
 「ボランティアに来た方たちとは、これからも交流する機会をつくり、亘理町を好きになってもらいたい、復興に力を貸してほしい」とスタッフの松島さん。
 晩には蔵王山麓のホテルに場所を移し、東北各地で復興活動に尽力する女性たちからお話しをお聞きしました。市民団体を主催する方、行政の方、会社員の方、大学関係者など。翌日には、ではどんなことが私達にできるのか?3時間に渡ってディスカッションしました。
 皆さんの中にもボランティアに行った方もいらっしゃると思います。そのとき出会った方たちにぜひまたお手紙書いたり、再度訪問したりしてみてください。せっかくの出会いを大切に、末永く支援していきたいですね。

ボランティアセンターの情報は
http://msv3151.c-bosai.jp/

東北と首都圏の女性交流会で復興を考える
各地から届く沢山の応援メッセージ
翌日は森の中でワークショップ
東北六魂祭。東北の復興を願って仙台で開催



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Posted by 大和田順子 at 16:27 │しあわせな地域づくり